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問21 AIはCEOになれるか?

第3章 経営の再定義

一言で答えると

なれます。ただし、社長の仕事の半分だけです。

この問いを読み解く

AIは、CEOになれるのでしょうか。
私は、「半分はなれる」と考えています。
AIは、人間より速く情報を集めます。
市場を分析し、リスクを予測し、複数の選択肢を比較することも得意です。
こうした分析や判断の多くは、これからAIの方が正確になっていくでしょう。
だから、経営者の仕事の一部はAIに置き換わっていきます。
しかし、それだけでCEOになれるわけではありません。
経営者には、もう一つの大切な仕事があります。
それは、どの未来を選ぶかを決め、その責任を引き受けることです。
利益を優先するのか。
挑戦を選ぶのか。
社員を守るのか。
社会を変えることを目指すのか。
こうした問いには、唯一の正解はありません。
だからAIは、「最も合理的な選択」は示せても、「この未来を選びます」と責任を持って決めることはできません。
経営とは、正しい答えを出す仕事ではありません。
未来を選び、その結果に責任を持つ仕事です。
AIが担う仕事は、これからますます増えていくでしょう。
しかし、最後に未来を選ぶ人がいる限り、CEOという役割はなくなりません。
残りの半分こそが、経営の本体なのです。

経営への示唆

AI時代、CEOの役割はなくなるのではなく、より本質的なものへ変化します。
情報分析、予測、選択肢の比較はAIが担えるようになります。
しかし、どの未来を選ぶのか、その決断に責任を持つことは経営者にしかできません。
これからのCEOに求められるのは、最も多くの情報を持つことではなく、組織が向かう未来を定義し、人を動かす力です。
CEOとは、未来価値を創造する最終責任者なのです。

あなたなら、どう考えますか

もしAIが、あなたより正しい経営判断を示したとしても。
最後に未来を選ぶのは、誰でしょうか。
あなたは、その役割をAIに渡しますか。
それとも、自ら引き受けますか。

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